ピサロの代表画は?と聞かれても即答はできないレベル(当初、スーラと間違っていたし)ですが、美術館タイムは贅沢な時間です。
全体として風景画が多く、雰囲気がやさしいというか落ち着く絵が多かったです。攻撃的な要素がないというか。「あー、こんな場所いいねえ」とつぶやいてました。
初期の作品は、印象派といっても割とくっきりしている感じなのがおもしろかったです。
ゴーガン、ゴッホ、マネなどの絵もちらほら。タヒチやヨーロッパの各地などいろんな場所に居を移して絵を描いているものですね。
ハーブ関係の人なら名前くらいは知っている、「キューガーデン」の絵も。キューガーデン、一度足を運びたいものです。
「栗の木」「リンゴの木」の絵が、今回の個人的ベストでした。葉っぱに光があたって、キラキラしているのがきれいで。
途中目にした、「人によって見える色は異なる。あなたは葉に緑色を使うかもしれないが、私は銀灰色を使う」といったような文章も印象に残りました。
途中、赤ちゃんをベビーカーで連れて来ていたママがいて、泣いてるわけではないのだけど、「あー」とおしゃべりしていたので、ママが気を使ってか抱っこに切り替え、あやしながら鑑賞していました。
会期中に1度でも、子連れで気楽にじっくり美術鑑賞できる仕組みがあればいいのになあと思います。
我が家の二人もなかなか厳しい(^_^;)
母がポストカードを1枚プレゼントしてくれ、せっかくならとコレクション展も見に行きました。「jupiter and venus」とかいう体験型アートはなんとも不思議。
小磯良平の「斉唱」はみんな同じモデルの顔で描かれていると母に教えてもらい、「あ、ほんとだー」と納得したり。楽しかったです。
いつも迷路のように感じる美術館内は涼しくて、クールスポットとしても最高でした。